雑排水(日常生活において台所、洗濯機、洗面台などし尿を含まない排水)が適切に処理されず、汚れた水が川や海に流れ込んでしまうと水環境に悪影響を及ぼす大きな要因となっています。クォードコーポレーションでは従来の合併浄化槽方式に比べ設置面積がコンパクト(※当社比25~50%)になる浄化槽システムを実現しています。クォードコーポレーションはこれからも浄化槽を通して、身近にきれいな水が当たり前にある安全安心なくらしの実現を目指していきます。

浄化槽できれいになる仕組み

水の汚れの原因となるものには、汚水中の固形物と水中に溶け込んでいる有機物質(溶解性物質)とがあります。
固形物は沈殿・浮上させることで分離したり、ろ材等でこしたりします。溶解性物質は微生物などの働きで除去します。
浄化槽には種々の処理方式がありますが、ここでは、家庭に設置される合併処理浄化槽でよく用いられている
嫌気ろ床接触ばっ気方式(嫌気ろ床槽、接触ばっ気槽、沈殿槽、消毒槽から構成されています)を例にとって浄化の仕組みを説明します。

汚水は、まず嫌気ろ床槽(第1室)に入り、固形物を取り除くとともに「ろ材」についた嫌気性微生物(酸素のないところで働く微生物)が溶解性物質を除去します。
つづいて、もう一つの嫌気ろ床槽(第2室)を通り、同じ処理を繰り返してから、接触ばっ気槽に入ります。
ここでは、接触材の表面についた好気性微生物(酸素のあるところで働く微生物)がブロワーから送り込まれる空気の助けを借りて、
溶解性物質を食べながら(除去しながら)成長します。次に沈殿槽に送り込まれ、汚れの原因である溶解性物質を食べて成長した微生物のかたまりである汚泥を沈殿させます。
最後にきれいになった処理水を塩素剤で消毒してから放流します。

浄化槽の性能

浄化槽の処理性能は、BOD除去率(流入量に対する除去される量の割合)が90%以上、処理水のBODが20mg/L以下と、下水道の] 終末処理施設と比べても遜色ないものです。
浄化槽の処理技術は日進月歩しており、小型化が進んでいるとともに、富栄養化対策として窒素・リンを除去するもの、
ディスポーザー使用に対応したもの、膜技術を利用したものなど、海外からも注目されています。

雑排水2
雑排水

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